エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

児童が笑顔でスイング

岡崎市緑丘小にジャズバンド“出前”

 内田修ジャズコレクションの活用事業の1つ「出前ジャズコンサート」が6日、岡崎市緑丘小学校で開かれた。
 若い世代にジャズを通して音楽の楽しさを知ってもらおうと、世界で活躍するミュージシャンが毎年市内の小中学校を1校ずつ回り、演奏を披露したり、子どもたちを直接指導したりしている。
 今回訪れたのは、一昨年2月の第26回市民音楽祭で、ビッグバンドを率いて岡崎を湧かせた角田健一さんのセクステット。はじめに角田さんが、岡崎市出身の内田修さんとジャズコレクションについて説明し、「バンドの名前が長いので“ツノケンバンド”と呼んで」などと子どもたちの笑いを誘った後、「A列車で行こう」「スウィングしなけりゃ意味ないさ」など、ジャズのスタンダードを次々と披露。子どもたちは「イエーイ」と両手を挙げて拍手を送っていた。
 また、ジャズにアレンジした校歌や、前日に角田さんらから指導を受けた器楽部員40人との「ラプソディー・イン・ブルー」の演奏、アンコールでは楽器を持ったメンバーが児童たちの間を演奏しながら回るなど、会場となった体育館は子どもたちの笑顔と明るい音楽に包まれた。
 器楽部長の佐野成美さん(11)は「自分の感情を楽器に込めて演奏すればいいと教えてもらった。きょうは音がそろうか心配だったけど楽しくできました」と話していた。

ページ最初へ