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東海愛知新聞

開館25周年でイベント

岡高コーラス部岡崎グリークラブ
来月24、25日演奏会
岡信資料館

 岡崎市伝馬通1の岡崎信用金庫資料館が、開館25周年を迎えた。また、同館が旧岡崎銀行本店として完成してから90周年になる。これを記念して同信金では、3月24日に「岡崎高校コーラス部ふれあいコンサート」、25日には「岡崎グリークラブ・スプリングコンサート」を同館1階で開く。いずれも時間は午後2時から。
 岡崎高校コーラス部は昨年7月の合唱オリンピック青年混声合唱部門で4大会連続金賞、10月の全日本合唱コンクール全国大会高校の部で金賞を受賞するなど“世界一の歌声”として知られる。
 当日は第一部で「ふるさと」「赤とんぼ」「岡崎高校校歌」、第2部では親しみのある曲を歌う予定。ふれあいコーナーでは、質問に答えるなど来場者と交流する。
 一方、岡崎グリークラブは昭和40(1965)年、この地域では初めてのアマチュア男声合唱団として発足。一時活動を休止していたが平成15年、23年ぶりに再結成した。当日は城北中学校オーケストラ部も賛助出演。「からたちの花」などを披露する。
 入場自由。ただし定員約70人で、先着順。
 問い合わせは同信金(24―2367)へ。

「大正の名建築」
風雨に耐え90年
 岡崎信用金庫資料館は大正6(1917)年4月、地元の財界人で設立された旧岡崎銀行本店としてオープン。赤レンガと地元のみかげ石を組み合わせた本格的なルネサンス様式の建物で、モダンな外観は市民に新しい時代の到来を感じさせたという。
 設計は当時、この地方の西洋建築第一人者として知られた鈴木禎次さん。鈴木さんは、同じように赤レンガを使った東京駅の設計をした辰野金吾さんの弟子だった。
 昭和25(1950)年に岡崎商工会議所が旧東海銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)から買い取り、会館として利用。新しい商工会議所会館の建設に伴い、同信金が購入した。
 一階を市民ギャラリーに開放し、年間約50団体の利用がある。2階には世界の貨幣、紙幣を展示し、子どもたちの学習の場になっている。
 同信金では開館25周年を記念し、3月から2階の常設展示場を全面的に改装する。
 同資料館は太平洋戦争の空襲や、昭和34年の伊勢湾台風にも耐え、社団法人日本建築学会から建築学的に貴重とされる建物の一つに選ばれたり、平成2年には岡崎市の都市景観賞を受賞したりしている。

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