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東海愛知新聞

紹介状持った患者に制限

消化器科と耳鼻咽喉科の初診勤務医不足が表面化
「努力限界」と院長
岡崎市民病院

 岡崎市民病院は2月1日から、消化器科と耳鼻咽喉科の初診(新患)を医療機関の紹介状を持った患者に制限する。市民への「緊急アピール」として9日、記者会見を開き、全国的に問題となっている勤務医不足が岡崎市民病院でも表面化している状況を説明。この2科では、従来通りの医療を提供することが不可能と発表した。
 市民病院ではこれまで、適切な医療を行うため、消化器科に7人、耳鼻咽喉科に3人の医師をおいていた。しかし、消化器科では1年ほど前から4・5人(医師免許取得後3年ほどの専攻医1人を含む)、耳鼻咽喉科では1人が開業する意向のため、4月から2人となってしまう。
 昨年11月の1カ月の初診は、消化器科で698人、耳鼻咽喉科で363人。三河地域の病院で消化器科を閉鎖する病院もでてきていることから、この数は増え続けていく見込みだという。
 平林憲之院長は「勤務医不足は以前から厚生労働省に訴えているが、国との見解にギャップがある。県レベルの努力でも限界にきている」と話す。国は公立病院に勤務する医師が減っても、開業すれば地域全体の医師の数に変化はないという考えのようだ。
 勤務医不足の要因は、開業医に比べた報酬、技能・技術の評価のあいまいさ、医師不足による過酷な労働、高いリスクと責任が考えられる。市民病院では、補充が可能になれば制限を解消するとしているが、現在のところ、それが見込めそうにない。
 緊急アピールは、「最寄りの医療機関で『かかりつけ医』をもっていただき、その診断結果で必要な場合に当院をご利用いただくようお願いいたします」という内容。市政だよりの今月15日号と町内回覧板で市民病院の現状を市民に伝える。また、ポスターやチラシを市内約230の医療機関などに配り診療制限の周知を図る。

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