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東海愛知新聞

地域の人に「贈り物」

豚汁などを調理し接待    岡崎市六名本町子ども会

 お世話になっている地域の人たちに感謝しようと16日、岡崎市六名本町の子ども会(加藤典子会長)が同町の正福寺境内でイベントを開いた。子ども会の役員とお母さん、お父さんたちに、子どもたちが豚汁、うどんで接待。もちつきもあり、子どもたちと大人の交流の輪が広がった。 このイベントは、題して「僕らのお父さん、お母さん、地域のみなさんありがとう! 私たちからの贈り物」。子ども会の役員と子どもたち、今月2日に発足したばかりの六名本町ウルトラの父の会(加藤敬昭会長)のメンバー、地元の人たち合わせて約120人が参加した。
 子どもたちは、用意されたネギやハクサイ、油揚げなどをきざんだりして調理。会場にはおいしそうなにおいが漂った。また境内には臼が並び、もちつきが始まると子どもたちも杵をかついで、「よいしょ」の掛け声とともに九臼をついた。
 つきたてのもちは、きな粉、あんこ、大根おろしをまぶし、できあがった豚汁、うどんと一緒にみんなで味わった。
 六名小学校6年生の女の子は「ありがとうと感謝の気持ちを込めて調理しました。みんなでわいわい話し合いながら準備したのが面白かった」と話していた。

“ウルトラの父”も活躍
 同子ども会ではボウリング大会、映画鑑賞会などの活動を行っているが、今年9月、市少年自然の家で1泊2日のキャンプを行った。この時、お父さんたちも参加し、「やっぱり、お父さんたちが参加してくれると心強い」との声があり、子ども会活動を支援しようとお父さんたち13人で「ウルトラの父の会」が発足した。
 市内では、学区単位の「おやじの会」が各地で組織されているが、町内単位では珍しいという。六名本町の世帯数は約600。
 子ども会の加藤典子会長は「町を歩いていて、子どもたちから声をかけられるだけでもうれしい。子どもたちはかわいいし、役員を引き続き引き受けてくれる人もいます」と話し、「お父さんたちが支援してくれることで、これから男性の体力と知恵を借りたい」と期待している。
 一方、ウルトラの父の会の加藤敬昭会長は「地域全体で子どもたちを見守っていくことが大切。会はまだ発足したばかりですが、父親だけでなく母親や地元の人たちとも交流の輪を広げたい。とりあえず子ども会の活動を支援し、機運が盛り上がれば今後、独自のイベントも考えていきたい」と張り切っている。

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