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東海愛知新聞

ニートなどの就職支援

岡崎商工会議所で「ヤング・ジョブ」始まる

ニートやフリーターの若者を支援しようという「ヤング・ジョブ・キャラバン」が6日、岡崎商工会議所で始まった。8日まで3日間の日程で、専門家による個別相談や職業適性診断、7日には就職ガイダンス、合同企業説明会も開かれる。
 このイベントは、35歳未満の若者とその保護者を対象に、県と岡崎市、同商工会議所、市雇用対策協議会、愛知労働局、公共職業安定所などが主催。昨年に続き2回目。
 この日の個人相談には5人のキャリアカウンセラーが待機。若者の相談に応じながら、個性に合った職種の紹介などを行っていた。
 個人相談を利用した市内の女性(34)は「これまで事務系などいくつかの事業所に就職しましたが、結婚適齢期になって、いづらくなって退職しました。結婚しなくても続けられる会社に就職したくて来ました。あすの合同企業説明会にも参加したい」と真剣な表情だった。
 担当の県職員によると「個人相談は1日20人程度を見込んでいますが、初日の午前中だけで10人の利用がありました。来年春卒業の学生でも、内定はあるものの自分がその職種に合っているのか不安を抱える人も多いので、ぜひこのイベントで自分に合った職場を見つけてもらえたら」と話していた。なお、7日の合同企業説明会は午後1時から4時までで、市内を中心に西三河の73社が参加。人事担当者が会社の業務内容や福利厚生、採用予定などを説明する。

 県では平成16年7月、名古屋市中区栄のビルに、“若者向け職業安定所”の「ヤング・ジョブあいち」を開設。これをきっかけに昨年度、3会場で「ヤング・ジョブ・キャラバン」を開催。今年度は今回の岡崎を最初に、豊田、瀬戸、豊橋、安城など七地域九会場で開く。
 県では、県内で仕事に就かないニートは約6万人、フリーターは13万人と推定。ニートは横ばいで推移しているものの、最近になってフリーターは減少傾向にあり、「景気の回復で就職の選択肢が広がり、フリーターから採用される人が多くなった」と分析している。

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