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東海愛知新聞

2年ぶり「大賀ハス」咲く

ピンクの花に古代ロマン    岡崎市城北中

 岡崎市城北中学校(同市城北町3)で7日朝、「大賀ハス」が2年ぶりに淡いピンクの花を咲かせた。
 大賀ハスは昭和26(1951)年、“ハス博士”の大賀一郎博士が千葉市内を流れる検見川にある縄文時代の遺跡から3粒のハスの種を発見。翌年、そのうちの1粒が花を咲かせ、以来「大賀ハス」と呼ばれている。
 同校では平成3年3月、創立30周年記念事業として、当時の磯谷栄一校長が「科学史に残る発見を身近に」と、メンデルのブドウ、ニュートンのリンゴとともに譲り受け校内に5株を植えた。翌年6月から毎年花が咲き、花を楽しみにしている人が多く、季節の風物詩として知られている。
 昨年は、約11平方メートルのハス池の整備をして地下茎を動かしたためか花が咲かず、関係者をがっかりさせていたが今年は、一度に4輪が開花。大賀ハスの特徴である細長い船底形の花びらが風に揺れて風情をかもしている。現在、つぼみも10数個が確認されており、週末まで開花の様子を見ることができそう。

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