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東海愛知新聞

手術前に水彩画13点

岡崎の四釜さん後遺症乗り越え個展

岡崎市竜美東2、四釜厚子さん(58)の「水彩画作品展」が16日、同市欠町のギャラリー喫茶「ラピュタ」で始まった。

四釜さんは北海道新十津川町の生まれ。22歳で結婚と同時に、岡崎市内に移った。

昭和63(1988)年9月、交通事故で大たい部を骨折。51日間におよぶ入院生活を経て自宅でリハビリを続けるうち、寝たきりでできるものはと、絵画に親しんだ。

平成3年の岡崎市美術展に日本画を出品し、みごと入賞。その後、しばらくして水彩画に転向した。現在は市内在住の画家・杉田洋一郎さんに師事し、3年前に設立された「新展」の会員として活躍している。

2年ぶり2回目の今回の個展には、この1年間に描いた8号の作品13点を展示した。西洋人形や人物、花などの写実的な作品が並ぶ。

「風景画は苦手」という四釜さんは、「絵を描くのは苦しいけれど、沈んだ気持ちや楽しい気持ちがそのまま表現できたときは楽しい」と話す。

事故の後遺症を治すため、人工関節の手術を勧められており、今回の個展はその前に作品を見てもらおうと決心。「これからは画家としての足跡を残す絵を描きたい」と抱負を語る。

同展は30日まで。日曜日は休み。

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