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東海愛知新聞

岡崎市定例議会  一般質問で答弁

形埜地区に消防出張所

16日に地元説明会開催

岡崎市議会6月定例会は8日、本会議を再会。2日目の一般質問が行われ、太田俊昭(ゆうあい21)杉浦立美(自民清風会)梅村順一(同)加藤学(ゆうあい21)中根勝美(自民清風会)三宅健司(ゆうあい21)鈴木雅登(自民清風会)新海正春(同)の八議員が登壇した。
 梅村議員が、額田北部地域の消防整備計画をただした。柴田紘一市長は「本市は八分消防体制を基本理念に整備を進めている。額田地域の消防体制は平成10年4月、現在の樫山町に東消防署額田出張所を開所して旧額田町全域の火災、救急に対応している。しかし、北部の下山、桜形方面への出動には40分程度要する。現段階では、出張所建設の場所について、道路の整備状況や隣接する常磐、河合地区も管轄エリアの視野に入れると、形埜地区が適地との報告を受けている」としたうえで、「施設規模は昨年4月に新設した東消防署本宿出張所と同規模程度で、敷地約2,000平方メートル、建物約600平方メートル、配備車両は消防ポンプ車と高規格救急車各1台を想定している。いずれにしても、用地確保など地元の理解と協力が必要なことから、今月16日に地元説明会を開催する予定だ」と答えた。

活動基準原価計算(ABC)導入へ

 太田議員が、新しい経営手法としての活動基準原価計算(ABC)の取り入れについて質問した。坂田吉久総務部長は「この手法について昨年度検討した結果、千葉県市川市が導入した、職員の活動に着目し、活動単位ごとの作業量がどの程度あるかを可視化して、その分析結果から民間委託などの改善の方策を導く簡易型のABCを試行的に導入する予定だ」としたうえで、「現在行っている事務事業評価を基に、業務活動のフローを作成し、職員がその事務に従事する作業量を記入して課の業務活動についての効率化などの分析を行う。その結果を基に業務の平準化、臨時職員の活用、民間委託などを検討していく考えで、定型的な業務を担当している課で施行していきたい」と答えた。

額田地区のボラ有償運送の可能性

 杉浦議員が、額田地域でのボランティア有償運送の可能性を尋ねた。太田恒治企画政策部長は「過疎地の住民の生活交通や移動制約者の移動手段などバス・タクシー事業者によることが困難で、地方公共団体、交通事業者、地域住民など地域関係者が必要と合意した場合にNPOなどによるボランティア有償運送が可能となる制度が今年5月、創設された。額田地域では4月に住民主体の組織として『額田地域生活交通協議会』が立ち上がっており、住民が自ら生活の足を確保するという観点から、住民と先進事例などを研究し導入の可能性などを検討していきたい」と述べた。

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