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東海愛知新聞

かわいい“四つ子”のカキ

岡崎の民家で縁起物の「五角形」も

 びっくり次郎柿―。岡崎市南明大寺町の民家の庭で、四つ子と5角形のカキが1本の木からとれた=写真。実をつけるようになって20年だが、こんな珍しい形は初めてだという。
 四つ子の“親”は直径5.5センチ。見ようによっては飛騨高山の人気お土産「さるぼぼ」、あるいは頬ほおに手を当てたかわいい赤ちゃんのよう。
 「五角」は語呂合わせで「合格」。縁起がいいと受験生に珍重される。民家の人は「来春、孫が高校受験だから保存しておきます」。
 愛知県西三河農林水産事務所・農業改良普及課技術指導グループの専門員、本美善央さんも「双子、三つ子は見たが四つ子は初めてです」。
 奇形の一種。4〜5月、先端部の枝が伸びてつぼみがつく頃、すでに子どもの花が4つあったはずで、出現率は「数百個に1個あるかどうか」。風雨に負けて落ちることが多く、残ったのは本当にラッキー。
 カキの産地では開花前に、奇形をヘタの枚数で見分け、通常の4枚以外は商品化に適さないからと摘んでしまう。豊橋地区では、縁起物として五角形のものを“売り”にする農家もあるそうだ。

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