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東海愛知新聞

閉鎖時間に強行突破

岡崎の南公園駐車場で悪質手口頻発

岡崎市南部にある市営「南公園」の第1、第2駐車場で、閉鎖時間の夜9時半から翌朝8時(休園日の木曜日を除く)までに、車の侵入を防ぐポールを破壊したり、植え込みを引っこ抜くなど、悪質な手口で強行突破される被害が頻発している。施錠前に公園利用目的以外で駐車した車の持ち主が無理やり車を出したとみられ、対策を立てては新たな手口で破られる“イタチごっこ”に、公園を管理する市公園緑地課は頭を悩ませている。
 同課によると、被害は数年前から続いており、当初は第2駐車場のポールの鍵を分解して出車するなどにとどまっていたのが、チェーンをつけたのを機に、補強がない植え込みや第1駐車場も被害が出るようになった。
 特に悪質化しだしたのは今年四月ごろから。鉄製のポールの錠を切断したり、植え込みを引っこ抜くなど“やりたい放題”で、同課も「まさか植え込みを抜いてまで出車するなんて」と、予想外の手段に驚きを隠せない。
 植え込みを抜かれた跡には、成人男性でも1人では運べない重さの石を置き、警告看板を設置するなどしたが、効果はなかった。石はどかされ、外した側溝のふたや、警告看板まで脱出に利用する。被害は週末夜に多く、続発する時期もあれば、ぱったりやむ時期もあるという。今月は少なくても4件を確認。ちなみに今年は被害のなかった月はない。
 事態を重く見た同課は、第2駐車場の閉鎖を利用者が減少しだす午後五時に繰り上げるとともに、安全安心課に巡視の強化を依頼。これ以上被害が続けば監視カメラの導入も検討するという。これまでで特に悪質だった被害については事実が固まりしだい、警察に被害届を出す方針だ。
 「公園付近に住む住民のためにも利用時間、マナーは守ってほしい。とにかく(設備は)壊さないで」(公園緑地課)。

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