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東海愛知新聞

総選挙スタート

来月11日投 ・ 開票
12区自・民・共の3候補が激突

第44回衆議院総選挙が30日公示された。愛知12区(岡崎市、西尾市、幡豆郡、額田郡)では予想された3人が名乗りを上げ、自民、民主、共産の争いになった。各陣営では午前9時から11時にかけて出陣式を済ませ、休む間もなく街に飛び出して街宣。来月11日の投票日に向けて12日間の激しい選挙戦に突入した。
 立候補したのは杉浦正健(自民前)、萩原昇(共産新)、中根康浩(民主前)の3氏。前回(平成15年11月)の得票は、杉浦候補が135,622票、中根候補が117,411票、共産新人の野村典子氏が16,191票。トップの杉浦候補と比例で復活当選した中根候補の票差は18,000票余りだった。しかし、大票田の岡崎市では九百票ほどしか差はなく、杉浦候補は保守地盤と言われる西尾市、額田・幡豆両郡の票で競り勝った。
 前回から2年もたたないうちの急な解散選挙。岡崎市では前回同様の接戦が予想されることから、今回も西尾市、額田郡、幡豆郡の票が勝敗を左右するといえる。
 ところが、その保守地盤の1つ西尾市で、運動期間が一部重なる市長選が行われている。新人5人による同選挙は、地元選出の自民と民主の現職県議がそれぞれ別の候補を支援。さらに市議27人も党派を超えた入り組んだ支援体制となり、保守が1枚岩になっていない。これに政党色が色濃く出る国政選挙が重なることで、双方に大きな影響を及ぼす可能性が出てきた。
 また、一色町では来年の年明け早々に実施される町長選に元衆院議員の都築譲氏が出馬を表明したことで、町内勢力の再編が起こり始めている。
 国レベルでは小泉改革の是非や郵政民営化、県内では閉幕後のポスト万博が取りざたされているが、12区では各候補の合併に対する意思表示にも注目が集まりそうな気配を見せている。法定協議会を立ち上げる前に解散してしまった西尾市と幡豆郡3町の合併話だが、この話が地域住民の間で消えたわけではない。額田町は岡崎市との合併を決め、幸田町の近藤徳光町長は、西尾と幡豆郡と1市4町での合併推進を望む意向を示している。衆院選各候補が関係市町の合併をどのように考えているのかも争点になりそうだ。

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