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東海愛知新聞

岡崎市

名誉市民に推薦へ

元国立共同研究機構長 江橋節郎氏

岡崎市は、元岡崎国立共同研究機構長の江橋節郎(えばしせつろう)氏(82)=同市明大寺町=を名誉市民に推薦することにし、2日開会の6月定例議会に提案する。
 江橋氏は東京生まれ。東京帝国大学医学部を卒業。その後、東京大学の医学部(薬理学)と理学部(生物物理学)の教授などを経て、昭和58(1983)年に岡崎国立共同研究機構生理学研究所の教授に。同60年から同研究所長、平成3年から2年間、同機構長を務めた。
 この間、骨格筋の収縮・弛緩しかんを司る物質を制御しているのはカルシウムであることを世界で初めて実験的に証明した。また、各種カルシウム拮抗きっこう薬の開発に寄与し、高血圧治療薬などにも使用されている。さらに、難病といわれる筋ジストロフィー症の早期診断法も確立するなど、細胞信号解明の先駆者として多大な功績を残している。
 文化勲章、勲一等瑞宝章などを受章。現在、日本学士院会員、東京大学、自然科学研究機構生理学研究所、総合研究大学院大学の各名誉教授。  議決されれば、市は38人目の名誉市民として、7月1日に市民会館で開く市制89周年記念式典で顕彰する。

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