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東海愛知新聞

「むらさき麦」色づく

岡崎 今年も藤川宿が俳句を募集

岡崎市藤川町の旧東海道沿いで、むらさき麦が色づき始めた。藤川宿まちづくり研究会などは、今年も藤川宿を詠んだ俳句を募集している。
 藤川宿は、東海道53次のうち、品川宿から数えて37番目の宿場として栄えた。
 同研究会ではこれまで、藤川学区社会教育委員会ともども宿場内の文化遺産の保護・継承に努めてきた。
 江戸時代のおもかげを残す町並みや棒鼻、松並木(岡崎市指定文化財)、社寺などが訪れる人を楽しませている。
 また、宿の西の端にある十王堂の境内には「爰(ここ)も三河むらさき麦のかきつばた」と詠んだ芭蕉の句碑がある。
 同学区の人は、芭蕉をしのび、町おこしにしようと俳句に詠まれたむらさき麦の再現を図り、愛知県農業試験場の協力で平成6年に成功。以来宿場のあちこちで栽培している。
 今年も、藤川小学校前や名鉄藤川駅前などで栽培されており、20日ごろまで楽しめそう。
 俳句の募集は、麦の色づくころを募集期間として平成九年から始まった。
 今年の募集要項によると、藤川宿を詠んだものなら季節は問わない。投句はだれでもよい。応募は、1人1句のみ。規定の用紙を使用する(用紙は藤川宿資料館と同町の十王堂境内にある)。投句箱も同所にある。
 郵送の場合は、〒444―3523、岡崎市藤川町中町北六ノ一、藤川宿資料館へ。
 締め切りは、今月31日。

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