岡崎桜まつりのメーン行事として4月10日に行われる家康行列の参加者が20日、岡崎市福祉会館で開かれた公開選考会で決まった。
　総勢300人ほどの募集に対し、375人の申し込みがあり、主役の家康役には同市法性寺町の六ツ美西部学区社会教育委員会委員長、永田正男さん（７２）が選ばれた。永田さんは「伝統ある行事の主役に選んでいただき、責任の重大さを痛感しています。市民の1人として無事に大役をまっとうし、市の活性化の一助になれば思います」と抱負を語った。
　また、12人が応募した人気の千姫役は宇頭北町の日本福祉大学、佐々木真実さん（１９）、徳川四天王の1人、井伊直政役にはイタリア出身のレナート・ジョルダノさん（２３）が選ばれた。主役級の外国人は11年連続となった。
　選考会では主役級の応募者が次々と舞台に並び、自己紹介する様子を見ながら九人の選考委員（委員長＝田口竜也市観光協会長）が審査し、投票で決めた。
　家康と直政、千姫役を除く主役級に選ばれたのは次のみなさん。
　本多忠勝＝杉浦直人さん（３７）若松町（竹田鍍金工業）▽榊原康政＝多々内丈雄さん（４９）朝日町（多々内モータース商会）▽酒井忠次＝山本佳司さん（４１）大和町（県立心身障害児療育センター）▽松平元康＝小澤達夫さん（３３）竜美南一（岡崎青年会議所）▽竹千代＝羽淵康人さん（１１）薮田一（大門小）▽於大の方＝小森範子さん（３３）大西町（名古屋セキスイハイム）▽築山御前＝柴田由香さん（２７）日影町（市民病院）▽亀姫＝羽佐田絵美さん（２２）蓑川町（三重大学）▽義経＝平野あかねさん（２２）明大寺町▽浄瑠璃姫＝村松加恵さん（２６）渡町（飯田樹脂）